変身願望は「改革の星」が回る日に叶いやすい
単なる自分比だけれど、昔より仕事のスピードが幾分速くなった気がする。ここ数ヶ月の間で友人たちから「仕事速すぎ!」と声をかけられることが続き、ハッと気が付いた。それは年齢的に人生も折り返し地点に近づき、時の有限性を考えるようになったのが発端とも言えるし、元々やりたいことが多くて溜め込むとすぐにTo Do Listが渋滞を起こすから、できることはサクサク進めていくように心がけていることもある。自分の内側に加速の原因があるとすれば、そんな感じだ。
一方で外的な要因も、実は大きい。私の場合のそれは、毎日暦を眺めながら日々の運勢を読んでいることである。運の流れは刻々と変わる。その日良かったことも、次の日には禁忌となることもしばしばだ。自然と同じく、運の世界も諸行無常の様相を呈しているのだから、そこに生かされる私もまた無常の世界を生きなければならない。移りゆく運の流れの中でリズムに乗り、その日の運勢に任せて生きていると、まるで運に背中を押されるかのように動きがスピーディになる。
私が暮らしに暦に基づく運勢を活用しはじめてから、これはいいなと思ったことがある。それは少し勇気がいるけれど新たな扉を開いてみたいと思っていること、にも関わらず足踏みしていることに、「改革の星」が回ったタイミングで着手することだ。
最近の私のそれは、佇まいも風貌も「もっと女性らしく生まれ変わりたい」という願望だった。きっかけはかつて同じ職場の同じフロアで働いていた、美容ジャーナリストの鵜飼恭子さんと再会したこと。近年はお会いできてはいなかったけれど、SNSを通じて恭子さんの愛らしい人柄も美貌も、メディアに引っ張りだこな人気者であることも熟知していた。花の世界でも算命学でも、女性はしばしば花に例えられる。恭子さんの雰囲気もまさに一輪の淡いピンクの花そのものように可憐で、美しかった。話しているだけで、体内に女性ホルモンが溢れ出すような心地よさに誘われた。
恭子さんの活動の中で近年注力されているジャンルのひとつが、美容の世界で今話題の「フェムケア」と呼ばれるものだった。女性ならではの特有の部位、膣周りをケアする美容法だ。在宅ワーカーで人に会う機会も少なく、ビューティ偏差値が恐ろしく低い私だが、膣の手入れをするオイルやソープ、クリームが話題なことはうっすらとは知っていた。気になってはいたものの、手にしたこともきちんと調べたこともないままでいた。
恭子さんに再会して1週間も経たないうちに、気がついたら私は彼女がお勧めしてくれたフェムケアのエステに予約を入れていた。暦を見たらその日は、「改革の星」が回る日だった。新しい扉が開かれ、心地よい風に吹かれるような感覚を得た。心強かった。私は変わってよい。今日から変われるのだ。予約のためのスマホを握りしめながら、運に背中を押されるままに手続き完了の返信を見届けた。訪れたエステは、まるで高速で新しいフラッシュカードが次々と切られるような驚きの連続だった。あの日の流れに乗っていなかったら、私は昔の自分のまま、変えられないままで過ごしていたのだろう。フェムケアの扉を叩いたことで、思いがけないアプローチから「女性らしさとは?」の気づきを得た。これまで知らなかった新たな自分との出会いに、ワクワクが止まらなかった。
算命学の運勢読みは、膨大な理論によって導き出された細かな技法に基づいていたものだ。だからこれを読んでくださった皆様には本当に自分が変わりたいとき、ターニングポイントを迎えた時などに、運勢読みを活用することを素直にお勧めしたい。でもその一方でサイエンスだけしか信じないという方がもしいらっしゃるなら、算命学を、暦を、「プラセボ(偽薬。有効成分の入っていない薬を信じて飲み続けて、本当に治ってしまうこと)」と思って活用しても良いのではないかと思う。結果、それで人が幸せになれるのであれば、何だって御の字なのだ。
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