人生のテーマを知っている人は運勢も強い
算命学の中には「人生のテーマ」を見る技法があります。それは宿命の中に描かれた星を見て、その人の様々な思考の流れが合流し、意識が向かう最終地点を探す技法のこと。人は皆、最後にたどり着くべき宿命の場所があると算命学では考えられていて、そこに向かって生きていくことが、「人生のテーマ」を叶える生き方となると言われています。
鑑定を通じて、最近私がお目にかかったクライアントや友人や知人の皆様は、不思議なことにほとんどの方が大変に強運で、宿命に書かれた「人生のテーマ」の星に向かってすでに突き進んでいる方ばかりでした。お会いしたのは様々な分野で働く、プロフェッショナルな女性たちが中心。正しい歩みを進めていらっしゃる方々に対し、私は算命学の立場から見て「大丈夫ですよ!今の生き方でOKですよ!」とただ太鼓判を押すような結果となってしまい、わざわざ私の鑑定を受けてくださったのに果たして本当にお役に立てたのだろうかと、正直後から心配になりましたが、鑑定を終えた皆様は一様に心から安堵されたご様子で、大変笑顔で帰っていらっしゃいました。自分ですでにわかっていらっしゃることでも、誰かに答え合わせしてほしいという思いでいらっしゃったのかもしれません。
人生のテーマを知っている人は、運勢も強い。まさにタイトル通りの結果を、目の当たりにした経験でした。
一方で自身が向かうべき「人生のテーマ」がわからず、本当に何がしたいのか?今も”自分探し”を続けている方も多いかもしれません。あるいは向かうべきテーマから外れた道を歩み、人生全般に迷いが生じている人もいらっしゃるでしょうか。そんな方は算命学の技法を通じてテーマとなる星の意味に触れることが、本来向かうべき方向を照らす明るい道しるべになるのではないかと思います。
たとえば過去の偉人たちの宿命を見てみると、(彼らは宿命など知らなかったはずですが)その生き様と人生のテーマを表す星の意味合いは、驚くほど一致します。
ファッションブランド「シャネル」でおなじみのデザイナー、ココ・シャネルの人生のテーマの星は、「自分の意思を曲げずに最後まで貫くこと」「長いものには巻かれず、独立独歩の人生を歩むこと」「周りの評価を気にせず、自分の世界を守ること」を意味する星でした。それは悲しみの色の黒の中に最も粋な普遍性を見出し、カジュアルなジャージー素材からモダンを象徴する機能性を引き出し、作業着に使われていたツイードをシックな生地に仕立て直すなど、己の信念を掲げて宿命を生き切ったココ・シャネルを象徴する星のようにも思えます。さらにココ・シャネルの場合、宿命の中にその星が複数光っていることから、この星の意味合いが相当に強かったはずです。
宿命に書かれた運勢はデフォルトのOSのようなもので、後から変えることはできないと算命学では考えられています。しかしながら宿命の星のメッセージを知り、その意味合いを生きることで、運を切り拓くことができるとも言われているのです。
星の中でも「人生のテーマ」を意味する星は、極めて重要な意味を持ちます。”自分探し”の途上にある方、人生の答え合わせがしたいという方にぜひ知っていただきたい星です。